『あきらめます』

と、カウンセリングで口にされて。

Mさんの妊活は終わったはずだった。

 

人工授精もして

体外受精もして

 

うまくいかなくて。

４３歳の誕生日を迎えて、

いろいろと考えて。

そして、今年の２月にあきらめる決断をされた。

 

漢方はこれからの体のことを考えて続けられてたけど。

治療もすべてやめて。

 

大好きなスポーツに打ち込んで

お酒も飲んでて

 

昨日飲みすぎて二日酔いかな、

気持ち悪い。

と思ったときに、ふと生理が遅れているのに気づいた。

 

１０年前に友だちにもらった妊娠検査薬！があったから、

それで測ってみたんだって。

 

そしたら、まさかの陽性。

でも、

１０年前の検査薬だし、まさか、まさかと思って病院で改めて検査をしたら、

 

自然妊娠してた。

 

そしたら、

まさかの双子だった。

 

びっくり！

 

今日、改めてお礼を言いたくて。

と来られたのだけど、ぼくもびっくり！笑

 

いろいろとお話を聞いたんだけど

最後に、ちゃんと

 

「あきらめます」

 

って言ったのが良かったんだって。

 

口にしたのがよかったって。

自分で決めただけじゃなくて、

「あきらめる」

ということを口にして聞いてもらった瞬間、なにかが変わったんだって。

 

それが、自然妊娠につながったのかな。

Mさん、本当におめでとう〜!!!^^

 

不思議だね。

 

なんかホント不思議。

 

こういうことがあるから、楽しい。

人生、なにがあるかなんかわかんない。

だから、

誰かに言われたことで決めないほうがいいと、

ぼくは思う。

 

自分のなかで出た答が、そのひとにとっての正解なんだと思うんだ。

ちゃんと自分に対して責任をもつのが大事なんだよね。

 

よくあきらめたら妊娠する。

って言うじゃない？

 

あれ、

あきらめて妊娠することを期待してやめても意味ない。

期待してる段階で、あきらめてるわけじゃないから。

本気で、

自分が思ってあきらめたら意味がある。

 

そして、適当に、いい加減にやめるんじゃなくて。

自分の中で一線を引いて、

はっきりとさせる。

それが大事なように思う。

 

いい加減にやめちゃうと、

うしろめたさとか、

自分の中にもやもやしたものとかが残っちゃうから。

それって、いい形にならないように思う。

 

あくまでも、勝手なぼくの感覚だけどね。

 

自分自身にしっかりケリをつけるからこそ、

きっと、なんか閉じてたものが開くんだろうなぁ。

ひらいたすき間から、やってくる。

そんなふうに思う。

 

人生、わかんない。

だから、楽しい。