産婦人科にも定期健診があることをご存知でしょうか。産婦人科は気軽に受診しにくいと感じている方や、症状が無いのに病院に行く必要があるの?と思っている方も多いかもしれません。
子宮に病気があったとしても、早く見つけて治療をすることができれば妊娠・出産をすることも可能です。しかし、妊娠したいと考えている時期に病気が見つかってしまうと、治療を優先して行うことが必要になってしまい、妊娠の時期を考え直すことが必要となります。
そのため、現在妊娠を考えている人はもちろん、いずれは妊娠したいと考えている人でも、産婦人科で子宮の健診を受けておくことはとても大切なのです。
この記事では、妊娠・出産に影響を与える可能性がある、子宮にできる腫瘍について詳しく説明していきます。
子宮の働きや月経のしくみ
子宮について、みなさんはどのぐらいご存知ですか?子宮の病気についてお話する前に、まずは正常な子宮の働きについてお伝えしたいと思います。
子宮は赤ちゃんが過ごす部屋になる大切な臓器で、受精卵が子宮に着床するために、女性ホルモンの働きによって子宮内膜(子宮の内側を覆う膜)が厚くなります。妊娠しなければ、この子宮内膜がはがれ落ちることで月経がはじまります。
つまり、月経の量や周期を確認することで子宮や子宮内膜の状態を知る手がかりになるのです。
腫瘍ってなに?どうしてできるの?
人間の体は約60兆個ものたくさんの細胞からできています。この体中の細胞は一定のサイクルで新しい細胞と入れ替わっています。
しかし、何かの原因で細胞が入れ替わらずに増え続けると、「かたまり」ができてしまうことがあります。これが腫瘍です。
腫瘍には他の臓器へ悪い影響をおこす悪性腫瘍と、他の臓器に悪い影響をおこさない良性腫瘍があります。悪性腫瘍とは「がん」のことで、最悪の場合、命の危険もある病気です。良性腫瘍は命の危険性はありませんが、妊娠・出産に影響がある場合があります。
子宮にできる良性の腫瘍とは~子宮筋腫について
まずは、子宮にできる腫瘍の中で一番多い病気についてお話します。子宮筋腫は良性腫瘍でよくある病気です。
子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けて大きくなります。一つだけではなく、子宮の中に数個できることもよくあります。子宮筋腫のできる数や大きさは人それぞれで、大きさやできる場所によって症状が違ってきます。
子宮筋腫の症状
月経の量が多くなり、貧血の症状が強く出ることもあります。(月経過多)
- 月経痛(腹痛・腰痛)が強く出ることもあります。
- 大きくなった子宮筋腫に膀胱が圧迫されて頻尿(トイレが近くなる)になることもあります。
- 受精卵が着床する妨げになることもあります。
- 子宮筋腫が赤ちゃんの成長を妨げたり、流産や早産の原因になることもあります。
- 子宮筋腫のできた場所によっては、赤ちゃんが膣の中を通ることができずに帝王切開になることもあります。
子宮筋腫の種類
子宮筋腫はできる場所によって3つの呼び方で呼ばれています。そして、子宮筋腫ができる場所によって症状が変わってきます。
- 粘膜下筋腫
- 子宮の内側にできる筋腫で、小さくても症状が強く出る場合があり、月経過多や貧血、不妊(着床の妨げ)の原因になることがあります。
筋層内筋腫- 子宮の筋肉の中にできる筋腫で、できた場所によっては卵管などを圧迫することで妊娠の妨げになることもあります。
- 漿膜下筋腫
- 子宮の外側にできる筋腫で、不妊の原因にはなりにくいといわれています。
子宮筋腫は、小さくて症状が無い場合は治療は必要ありません。症状が強い場合や不妊の原因になっている場合は治療が必要となります。
子宮筋腫の治療法
手術とホルモン剤を使用する方法があります。ホルモン療法は、治療を中断すると元のサイズに戻ってしまうため、子宮筋腫が妊娠の妨げになっている場合は子宮筋腫だけをとる手術が検討されます。
子宮筋腫は妊娠中にたくさん分泌される女性ホルモンの影響で大きくなることもあります。そのため、子宮筋腫が赤ちゃんの成長の妨げになっていないか、妊婦健診で確認していく必要があります。
子宮頚部にできる悪性の腫瘍~子宮頚がんについて
子宮の入り口部分(子宮頚部)にできる悪性の腫瘍があります。これは性行為で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が関係していて、若い女性の20%以上がヒトパピローマウイルスに感染しているとも言われています。ただしヒトパピローマウイルスに感染したからといって必ずがんになるわけではありません。
子宮頸がんの症状
初期の段階では症状はほとんどなく、進行してくると症状が出てきます。
月経以外の時に出血します(不正出血)
- 性行為の後に出血します。
- オリモノが増えることもあります。
- 腰痛や腹痛を感じる人もいます。
子宮頸がんは定期健診をしっかり受けていれば、がんになる前の状態で見つけることができます。
子宮頸がんの治療法
もし子宮頸がんが見つかっても、早い段階であれば子宮頚部だけを切り取る手術(子宮頸部円錐切除術)やレーザー治療が可能で、妊娠・出産も可能です。進行した状態で子宮頸がんが見つかってしまうと、子宮を取り除いたり、抗がん剤や放射線を使った治療を行ったりしなくてはなりません。
また、子宮頸がんの治療中は妊娠することができないので、子宮頸がんの発見と妊娠を希望している時期が重なってしまうと、治療のために妊娠時期を考え直さなくてはなりません。
現在、一番初めの妊婦健診の中に子宮頸がんの検査が含まれています。この検査で子宮頸がんが見つかってしまうと、最悪の場合、妊娠を継続できないこともあります。
子宮頸がんは、20歳以上なら2年に1回は無料で健診を受けることができます。安心して妊娠、出産をするためにも、症状が無くても定期健診を受けることがとても大切なのです。
子宮体部にできる悪性の腫瘍~子宮体がんについて
子宮の中の内膜にできる悪性腫瘍(子宮体がん)があります。
子宮体がんは閉経した50歳以降に多い病気ですが、妊娠を希望している年代の女性にもできることがあります。子宮体がんは女性ホルモンが関係していて、生理不順、肥満、女性ホルモン剤を使用している人が多いことがわかっています。
子宮体がんの症状
子宮体がんの主な症状は不正出血です。不正出血があれば、症状が無くても産婦人科を受診することが大切です。
子宮体がんの治療法
子宮体がんについては、子宮をすべて取り除く手術が一般的です。しかし、早期のがんで、妊娠・出産を希望する場合は、ホルモン療法を行いながら妊娠の時期を考えていく方法もあります。
子宮にできる珍しいがん~子宮肉腫について
子宮肉腫という子宮の筋肉にできる悪性腫瘍があります。
子宮肉腫は、子宮筋腫と見分けがつきにくいため、なかなか診断しにくい悪性腫瘍です。子宮筋腫だと言われていたのに、手術後の病理検査で子宮肉腫がわかったということもあるぐらい診断が難しい腫瘍です。
比較的、妊娠を考えている若い人にできることが多いですが、珍しい腫瘍のため、婦人科腫瘍専門医のいる病院へセカンドオピニオンを行うことも検討した方がいいかもしれません。
子宮肉腫の主な症状は出血や腹痛ですが、初期では症状が無い場合も多いので、症状が無くても定期検診を受けておくことがとても大切なのです。
まとめ
今回は妊活中の女性に知ってもらいたい、子宮にできる腫瘍についてお話しました。
悪性の腫瘍であっても、早くに発見し、治療を行うことができれば、妊娠・出産ができる可能性が大きくなります。早期の場合は症状が無いことも多いので、症状が無くても定期検診を受けて、自分の子宮の状態を知ることが妊活への第一歩です。
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