妊活中の皆さんは「膣(会陰)マッサージ」や「骨盤底トレーニング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
膣マッサージは、安産をうながす妊婦さんのためのマッサージ。
骨盤底トレーニングは、産後や加齢による膣の老化を防ぐトレーニングのこと。
どちらも妊活には関係がないのでは?と思われる方もいるかも知れません。
しかし、実はこのふたつは妊活ケアにも有効なのです。
とくに、性交時の痛みの緩和や子宮の冷えには効果的で、スムーズな夫婦生活や妊娠しやすい体づくりに役立ちます。
今回は、簡単にできる膣マッサージや骨盤底トレーニングの方法、あわせておこないたい妊娠中の温活&ストレスケアについてお伝えしていきます。
ストレスなく妊活をおこないたい人や冷え性が気になっている妊活女性は、ぜひ試してみてください。
膣が硬いとトラブルが起こる、膣マッサージで妊娠に向けた体作りを
膣が硬く冷えていると妊活時や出産において、以下のようなさまざまなトラブルが生じます。
・性交痛
・膣のうるおい不足
・冷え
・膣の老化の進行
・産後の回復が遅くなる
これらのトラブルを改善するには「膣マッサージ」と「骨盤底トレーニング」が有効です。
まずは、膣マッサージ、骨盤底トレーニングで得られる妊活や出産時のメリットについて見ていきましょう。
膣マッサージや骨盤底トレーニングで期待できる効果とは
膣マッサージや骨盤底トレーニングでは、おもに次の4つの効果が期待できます。
1.性交痛を解消しスムーズな夫婦生活が可能
膣が硬く伸縮性のない状態だと、性交痛が起こりやすく、スムーズな妊活がおこなえません。
膣マッサージや骨盤底トレーニングで伸縮性のある膣を作れば、性交痛の緩和がのぞめます。
潤滑ゼリーやローションの使用でも性交痛は緩和できますが、膣マッサージや骨盤底トレーニングで膣の周りの筋肉の動きをよくすれば、根本的な改善につながります。
ここでいう性交痛は、挿入時に強い痛みを感じるケースです。
ただ、子宮の奥の方に痛みがある場合や排便時にも痛みがある場合は、子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科系の病気が原因となっていることもあります。
そのような痛みが続く場合は、素人判断はせずに念のために医師の診察を受けることも検討して下さい。
2.膣の老化によるトラブルを防げる
出産や加齢により膣が硬くなると、乾燥や自浄作用の低下により、膣カンジタなどの感染症、頻尿や尿漏れといったトラブルが起きやすくなります。
人には相談しにくい悩みによりストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れてしまい妊活にもよくありません。
骨盤底を鍛えると、頻尿や尿もれの改善がはかれるほか、女性ホルモンの分泌をうながす効果が期待できます。
膣の老化トラブルを改善し自信を取り戻せることは、気持ちを前向きにする上でもとても有効です。
3.冷え性改善
昔から「冷えは万病のもと」と言われますが、妊活中において冷えは大敵です。
とくに子宮やお腹周りの冷えは、生理痛を悪化させたりホルモンバランスを崩したり、妊活をさまたげる直接的な原因にもなります。
膣をほぐしたり骨盤底を鍛えると、血行がよくなり冷えの改善につながります。
とくに骨盤底トレーニングでは筋肉がつくので、妊娠しやすい体づくりに最適です。
4.産後の傷の治りをよくする
膣から会陰(外陰)の部分が硬いと、出産時にさけてしまったり切開が必要となります。
初産の女性や高齢の女性は膣から会陰にかけて伸縮性がない人が多く、産後の傷の治りが遅くなりがちです。
膣の伸縮性があれば安産であったり傷の治りがはやくなったりするため、産婦人科でも妊娠中から会陰マッサージをおこなうことが推奨されることがあります。
ただし、会陰マッサージは妊娠が順調なことを前提に、妊娠34週以降から行うものとされています。
医師による見解の違いや、妊婦さんの状態によっても行う時期ややりかたには制限がありますので、詳細はかかりつけの医師の指導に従うようにしましょう。
膣を柔らかく温かくする、膣マッサージのやり方
膣マッサージは、オイルを使って行いましょう。
会陰マッサージ用のオイルとして市販されているものが安心ですが、食用の天然由来オイルでも問題ありません。
・スイートアーモンドオイル
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・マカデミアナッツオイル
あたりが匂いも気にならずに使えるのでお勧めできます。
ごま油やサラダ油は、匂いやベタつきがあるので避けたほうが無難です。
また、ベビーオイルは鉱物油が含まれているものもあるので、デリケートな部分のマッサージにはおすすめできません。
膣マッサージのやりかた
清潔な手にオイルをつけ指1本を膣に挿入する
あまり深く挿入せず、2~4センチ程度を目安に無理のないように
左右、真下、右斜め下、左斜め下と、時計の3時から9時の方向に圧をかける
※妊娠中の会陰マッサージについては、かかりつけ医師の指導にしたがっておこなってください。
女性ホルモンの分泌をうながす、骨盤底トレーニングのやり方
骨盤底トレーニングのやり方はとても簡単です。
基本となる動きは「肛門や膣の筋肉をキュッとしめる→ゆるめる」を繰り返しおこなうこと。
筋肉をしめるのは5~14秒程度、その後は筋肉をゆるめ46~48秒を目安にリラックスします。
仰向け、床に座った姿勢、椅子に座った姿勢、立った姿勢でも出来るので、日常生活で手軽に取り入れられます。
足は肩幅くらいに開いて、リラックスしながらおこなってください。
妊活中のストレスケア3選!
1.相談できる味方を持つ
妊活中の悩みはとてもデリケートな問題のため、友人や家族など身近な人にこそ相談しにくいものです。
「妊活が前向きに出来なくなってきた」「なにをしていても気持ちが落ち着かない」そんな時は第三者である専門家に相談しましょう。
信頼できる医師や心理カウンセラー、漢方薬局の薬剤師、自分が信頼できる相手であれば誰でもかまいません。
心や体にストレスを溜めてしまわぬよう、つらい気持ちをひとりで抱えこまずに相談してください。
2.生理が来ても必要以上に落ち込まない
妊活中は生理が来るたびに辛い気持ちになる…という人は少なくありません。
生理が来た=妊娠が成立しなかった、ことに対して落ち込んでしまう気持ちはよくわかります。
しかし、ネガティブな気持ちが続き、食事がとれない眠れない、といった体の不調につながることは妊活のためにもよくありません。
まずは、生理が周期的にきていることにポジティブな気持ちを持ちましょう。
当たり前のことですが、生理が来なければ妊娠することはできません。
「ホルモンバランスが整っており妊娠のための準備ができている!」と、前向きな気持ちをもつことも必要です。
3.好きなことでリフレッシュ
ストレスが溜まっている時や落ち込んでいる時には、自分の好きなことをするのが1番のリフレッシュになります。
美味しいものを食べたり温泉に入ったり、自分の好きなことを思いっきりする日を作りましょう。
妊活のストレスが強い時には、一度妊活のことを忘れた生活をおこなうのも有効です。
基礎体温のチェックや記入、妊活のための食事などは、1日2日サボってもなんら問題はありません。
やりたいことや食べたいものを我慢せずリフレッシュが出来れば、前向きな気持ちが取り戻せるはずです。
妊活ケアはストレスなくおこなえるものを、膣マッサージ骨盤底筋トレーニングがおすすめ
妊活ケアにはさまざまなものがありますが、大切なのは「ストレスなくおこなえるものであるか」ということです。
妊娠しやすい体を目指すには、体と心を健康的に整えることが第一です。
どんなに体によいことをしていても、心にストレスがかかっている状態はよくありません。
冷えや虚弱といった体質の改善、性交痛の改善、膣の老化防止、それぞれを改善する方法は自分で選ぶことができます。
食事での体質改善がむずかしければ漢方の力を借りる、布ナプキンを使うのがむずかしいのであれば市販のカイロや下着につける温熱パッドを利用して良いでしょう。
「膣マッサージ」や「骨盤底トレーニング」は妊活のためのメリットが多くあり、日常生活でも手軽に取り入れられるため、お勧め出来ます。
自分が無理なくできそうな妊活ケアを取り入れて、ストレスを感じずに自分らしい妊活をおこないましょう。
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堀江昭佳Twitter
<出典・参照元>
日本助産学会誌 なぜ妊婦は会陰マッサージをしないのか 著者竹内翔子
コクランライブラリ 会陰部損傷を低減するための妊娠中の会陰マッサージ
第49回日本理学療法学術大会 抄録集