「生理のときに血の塊が出ると良くない」ということを聞いたことはありませんか?
いつもはサラサラとした血なのに、突然血の塊が出るとビックリしてしまいますよね。
結論から言うと、血の塊が出ても正常な場合もありますが、実は病気が隠れている場合もあります。
そこで今回は、
・生理で血が出る仕組みと血の塊について
・血の塊が出る原因
・血の塊が出たときの対処法
・血の塊が出ないようにするためにはどうするか
についてまとめました。
自分の生理のことを、他人と気軽に話す機会は少ないと思います。
そのため、疑問や不安が解消できないまま過ごしている人もいるでしょう。
この記事が、そのような人の参考になれば幸いです。
生理で血が出るのはなぜ?血の塊とはどんなもの?
まず、生理とは何かについて確認しましょう。
生理とは、妊娠しなかったときに子宮内にある血が体の外へ出ることです。
生理のときに出る血のことを、経血といいます。
経血の中には、子宮内膜の上皮細胞や浸出液なども含まれています。
子宮内膜は妊娠に備えて厚みが増しますが、妊娠しないと不要になるので、血と一緒に排出されます。
経血は、皮膚が傷ついたときに出る血とは異なります。
通常は、出血しても血小板や血液凝固因子などが働くため止まります。
しかし、経血はサラサラしており、体の外に出ても固まりません。
これは、酵素(プラスミン)の働きによって、固まらないようにしているためです。
もし経血が固まってしまうと、子宮からスムーズに出てこなくなるので、合理的な仕組みといえます。
このように、本来であればサラサラした経血ですが、量が多いと酵素の働きが不十分になり、血の塊ができることがあります。
血の塊が出る原因。実は病気の可能性も
血の塊が出る原因は、主に3つです。
1.女性ホルモンの分泌異常
女性ホルモンのバランスが乱れると、血の塊が出ることがあります。
プロゲステロン(黄体ホルモン)には、子宮内膜をきれいにする役割がありますが、正常に働かないと子宮内膜が異常に厚くなります。
すると、酵素の効き目が悪くなり、血の塊ができやすくなるのです。
これは健康な人にも起こり得ることで、特に思春期や更年期など女性ホルモンが乱れやすい時期に多く起こります。
2.血流不足
運動不足や冷え、ストレスなどにより血行が悪くなることも、血の塊が出る原因のひとつです。
血行が悪いと子宮の収縮が鈍くなり、経血がスムーズに排出されなくなります。
このような状態になると、経血がドロドロになるため、酵素の働きが悪くなり血の塊ができます。
3.病気の可能性
以下に挙げる病気が隠れている場合、血の塊が出る可能性があります。
・子宮内膜症
本来、子宮の内側にある子宮内膜が、違う場所に発生してしまいます。
主な症状は、生理痛などの痛みと不妊です。
手術や内服薬で治療しますが、本来生理が繰り返されるたびに進行し、閉経まで完治しません。
・子宮腺筋症
子宮内膜に似た組織が、子宮筋の中にできる病気です。
子宮内膜症と似ていますが、病気の組織が子宮筋の中にできるか、その他の場所にできるかという違いがあります。
手術やホルモン療法で治療できますが、閉経し女性ホルモンが低下すると病気の組織が小さくなります。
そのため、症状がない場合や軽症の場合は様子をみることもあります。
・子宮内膜増殖症
子宮内膜にある腺細胞が異常に増える病気です。
不正出血が起こりやすく、不妊の原因になる可能性もあります。
ホルモン療法を行う場合もありますが、自然に治ることが多く、がんになる確率も低いと言われています。
・子宮内膜ポリープ
子宮内膜の表面にポリープ(皮膚の一部が盛り上がったもの)ができる病気です。
40~50歳代に多くみられます。
不正出血から貧血になることもあります。
不妊の原因や悪性の可能性がある場合は手術でポリープを取り除きますが、それ以外は経過観察します。
・甲状腺機能低下症
これまで挙げたような婦人科の病気とは異なりますが、甲状腺機能低下症(橋本病)も経血量が増える原因になります。*6
甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が弱まり甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる病気です。
甲状腺ホルモンは、下垂体から出る甲状腺刺激ホルモンの指令によって分泌されます。
甲状腺ホルモンが少なくなると甲状腺刺激ホルモンが増えて分泌を促そうとしますが、このとき同じく下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンの分泌も増えます。
その影響で、子宮内膜が通常より厚くなり、経血の量が多くなります。
これらの病気の共通点は、症状に月経過多(経血の量が多い)があるということです。
経血量が多くなると、酵素が十分に働かなくなってしまい、血の塊ができやすくなります。
血の塊が出たときはどうすればいい?
では、実際に血の塊が出たときには、どのように対処すれば良いでしょうか?
血の塊が小さい場合、時々出る場合
問題ない場合がほとんどです。
経血量には個人差があり、そのときのホルモンの状態によっても変化します。
そのため、健康な女性でも血の塊が出ることはあります。
他に気になることがないのであれば、様子をみましょう。
レバー状の塊が出る場合、経血量が多い場合
レバーのような大きな塊が出るときや、ナプキンが1時間ももたないほど経血量が多いときは、病気が原因の場合があります。
経血量が多くなると貧血になりやすいので、病院で婦人科の検査と併せて貧血のチェックもしてもらいましょう。
治療法は、病気があればその病気の治療を行います。
ない場合は、黄体ホルモンなどの内服薬を服用することで、経血量が正常に戻ります。
血の塊を予防するためにできること
血の塊を予防し、生理を快適に過ごすためにできることをまとめました。
規則正しい生活習慣を心がける
バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、規則正しい生活を送りましょう。
規則正しい生活は健康の基本で、ホルモンバランスを整えることにも繋がります。
今までの生活習慣を急に変えるのは難しいので、できるところから少しずつ始めてみてください。
体を冷やさないようにして血流を良くする
前述のとおり、冷えは血の塊が出る原因になります。
暑い日でもクーラーに直接当たらない、冷たいものばかり摂らないなど、体を冷やさないように気を付けましょう。
また、適度な運動やストレッチは、血流の改善に効果的です。
運動する時間がとれない人は、積極的に階段を使ったり大きめの歩幅で歩いたりと、普段の生活の中で運動量を増やすように意識してみましょう。
ストレスをためない
ホルモンの分泌をコントロールする視床下部は、ストレスに弱いという特徴があります。
強いストレスはホルモンバランスを乱す原因になるため、ストレスをためないようにしましょう。
体を休めることはもちろんですが、スポーツや旅行などアクティブに楽しむこともおすすめです。
気になる症状があったら婦人科を受診する
今回取り上げた血の塊や経血量の他にも、下腹部痛や不正出血など気になることがあったら婦人科を受診しましょう。
婦人科は行きづらいと思うかもしれませんが、「病気かも」と心配しながら過ごすのはストレスになります。
診察を受けた結果、異常がないと分かれば安心できるので、あまり考え過ぎずに婦人科へ行くことをおすすめします。
【まとめ】
血の塊が出る原因には、異常がない場合と病気が隠れている場合があることが分かりました。
経血の量や状態を観察することは、自分の体調を知るきっかけになります。
普段から気にかけておき、「いつもと違う」と気付いたときには早めに婦人科を受診しましょう。
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<出典・参照元>
オムロン式美人 生理のとき、血の塊が気になります。病気の可能性はありますか?