お腹に力を入れた時に、なにかが出てくるような違和感を感じたことはりませんか?
中には、『ピンポン玉程度の何かが出てくる…』という体験に不安を感じている方もいらっしゃいます。
このような症状は、出産経験のある方や閉経を迎える時期に多い、子宮が下がる”子宮下垂”や”子宮脱”という症状です。しかし、出産経験のない若い女性も”何かが出てきそう”という違和感に、不安を感じている人も少なくありません。子宮が下がっている状態を放置しておくと、様々な問題を引きおこす可能性がありますが、若い女性ほど婦人科を受診することに抵抗があるのではないでしょうか。
この記事では、
・子宮下垂と子宮脱について
・検査方法と治療法
・自宅でできる骨盤底筋トレーニングの方法
について説明しています。婦人科での受診に不安を感じている人も、安心して病院に足を運べるように詳しく説明していきたいと思います。
子宮が下がるってどういう状態?子宮下垂と子宮脱とは
子宮は骨盤底筋という筋肉によって支えられています。この骨盤底筋が緩むことで、子宮が正しい位置よりも下がってしまうのです。軽度の子宮下垂の場合は無症状で気づかないことも多いのですが、子宮下垂の症状が悪化すると子宮脱となり、子宮が陰部から出てきてしまいます。女性の約10%が子宮下垂や子宮脱の経験があり、そのうちの95%は出産経験のある方と言われています。
子宮が下がっているかチェックしてみましょう
婦人科を受診するべきかどうかわからない…という人もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは、子宮が下がっているかどうかセルフチェックしてみましょう。
□お腹に力を入れると何かが出てくる感覚があり、力を抜くと無症状になる。
□ピンポン玉大のものが陰部に当たる感じがする。
□陰部が引っ張られるような違和感や痛みがある。
このような症状がみられる場合は、子宮が下がっている可能性が考えられます。では、もっと進行している場合はどのような症状が表れるのでしょうか?当てはまる項目にチェックしてみましょう。
□陰部から出てきたものが下着にこすれて、痛みやオリモノが増えた。
□尿もれや頻尿が気になっていたが、その後排尿が困難になった。
□排便が困難になり、陰部から出たものを押し込まないと排便できない。
骨盤底筋が緩んで子宮が下がったことで、腟・膀胱・直腸も下がっている可能があります。子宮下垂や子宮脱の症状は自然に治ることはなく、放置していると根治することが難しくなってしまします。違和感を感じたらできるだけ早く受診することをおすすめします。
こんな人は要注意!
・出産の経験がある
・下半身の筋肉をあまり使っていない
・立ち仕事が多い
・重いものをもつことが多い
このような人は骨盤底筋が緩んでいる・緩みやすい傾向にあります。また、下半身の筋肉が弱く、腹圧がかかることでも子宮脱になるので、出産経験のない若い女性でも注意が必要です。後ほど、子宮脱にならないための自宅できるトレーニング方法をご紹介していきます。
検査方法や治療法
子宮の位置を確認するにはどのような検査が行われるのか、詳しくみていきましょう。
1.視診、触診
医師が患部に直接触れて診察します。恥ずかしさを感じる場合は、女性の医師がいる病院を選ぶことをおすすめします。
2.超音波検査(エコー検査)
膣内に器具を入れる検査と、お腹の上から超音波を当てる検査方法があります。しっかりと診られる膣内エコーが一般的ですが、膣内エコーに不安を感じる場合は、腹部エコーで診察してもらえるか電話で確認しておくと安心ですね。
3.特別な検査
子宮脱でその他の臓器が下がってしまっている場合の検査内容です。
・尿流測定…尿を溜めて、出る時の勢いを検査します。
・残尿測定…腹部エコーで残尿量を測定します。
・チェーン膀胱尿道造影検査…膀胱内に造影剤を入れて、膀胱が下がっていないか検査します。
性経験のない女性や若い女性は、婦人科への受診に不安を感じている方も多いのが現状です。しかし、性経験や年齢に関わらず婦人科系の病気は発症します。「変だな…」と違和感を感じたら、できるだ早く婦人科を受診してほしいと思います。
それでは、病院でできる治療法はどのようなものがあるのか確認しておきましょう。
1.漢方薬による薬物療法
下がった臓器を釣り上げる効果のある漢方薬、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が使われます。有効率が88.2%という結果が出ているので、根気よく飲み続けることが大切です。
2.ペッサリー挿入
子宮脱矯正のリングを挿入する補助的な治療法です。人によっては、ペッサリー挿入による膣の炎症などが起こる場合もあり、3~4か月の定期的な交換が必要となります。漢方薬との併用で子宮下垂症を改善する効果が上がった、という結果も出ているので、手術は不安…という人の治療法として有効です。
3.骨盤底の修復術
緩んでしまった骨盤底筋の箇所を補強します。一般的には膣内からの切開による手術なので傷跡の心配はありません。費用は3割負担の場合20~30万円程度で、入院が必要な手術になります。
重度の場合には手術での治療が有効的ですが、症状や生活環境にあった治療法を医師と相談してみてください。
骨盤や膣の筋肉を鍛えよう!自宅でできるトレーニング方法
子宮下垂の症状が軽度の場合や予防策として効果的な、骨盤底筋のトレーニングをご紹介したいと思います。
~仰向きで行う体操~
①膝を立てて仰向けに寝ます。
②お腹を膨らましながら息を吸います。
③息を吐くときに肛門をしめるように3~10秒間力を入れます。
④この動作を10回ずつ、2~3セット行いましょう。
慣れてきたら、立てた膝にボールを挟んだり、膝をタオルで縛ったトレーニングもおすすめです。ボールを使用する場合は、③の動作の時にボールを潰す動作を加えます。タオルで縛った場合は、③の動作の時に外側に膝を開くように力を入れます。
~立って行う体操~
・スクワット
①肩幅サイズに足を開き、膝とつま先を外側に向けます。
②息を吸いながら膝を曲げ、腰を落としていきましょう。
③息を吐きながら3~10秒間肛門と下腹部に力を入れ、元の体勢に戻します。
④この動作を10回ずつ、2~3セット行いましょう。
・踏み台昇降
①台の上に立って、息を吐きながら肛門と下腹部に力を入れます。
②力を入れたままゆっくりと片足を下ろして台の上に戻します。
③この動作を10回ずつ、2~3セット行いましょう。
※台がない場合は、一歩足を出すだけでも効果があります。
~座って行う体操~
①息を吸いながら、骨盤を立てるように背筋を伸ばし、正しい姿勢で椅子に座ります。
②息を吐きながら3~10秒間肛門と下腹部に力を入れます。
③この動作を10回ずつ、2~3セット行いましょう。
~四つん這いで行う体操~
①手は肩の真下に、足は膝が90度になるように四つ這いになります。
②お腹を大きく膨らませながら息を吸います。
③お腹をへこませながら息を吐き、3~10秒間肛門と下腹部に力を入れます。
④この動作を10回ずつ、2~3セット行いましょう。
骨盤底筋体操を続けることで、骨盤底筋の機能を向上させる効果があるという結果も出ています。子宮下垂が悪化しないように、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
子宮が下がっているかどうかは、症状が悪化してから気づくことがほとんどです。子宮脱にならないためにも、気になったら婦人科を受診したり、日々の骨盤底筋体操を頑張ってみてくださいね。
☆このサイトの主催者について☆ ☆悩んだらまず4ヶ月飲んでみて下さい^^☆ ☆代表堀江が「ぼくが自分のために開発した!笑」と言い切る、快調サプリの決定版!☆ ☆一緒にやりましょう^ ^☆
赤ちゃんを授からないかもしれない。
そんな不安を抱えていませんか?
↓ ↓ ↓
漢方薬剤師 堀江昭佳
「血」を大切にする理論に基づいた薬膳茶。
たくさんの喜びの声が届いてるとっておきのブレンドティー。女性のバランスを整えるためにおすすめ!
↓ ↓ ↓
縁結び出雲 女性のための薬膳茶
不足分の食物繊維が一気に補えて、100種類の野菜フルーツの酵素と1000億個の善玉菌、オリゴ糖が入っています。そして保存料、人工甘味料、着色料無添加!
↓ ↓ ↓
快調サプリ調爽源
↓ ↓ ↓
堀江昭佳Twitter
<出典・参照元>
一般社団法人 日本女性心身医学 …子宮下垂・子宮脱とは
日本泌尿器科学会 …検査方法
日本東洋医学雑誌 …子宮下垂症の治療効果
一般社団法人 岩手県理学療法士会 …骨盤底筋体操
理学療法学学会…骨盤底筋トレーニング