ダイエットは、女性の関心を集めるもののひとつで、1度はチャレンジしたことがある人もいると思います。
スラっとした体型の女性を見たり、薄着の季節になると、自分の体型を気にする人も多いです。
しかし、つい頑張り過ぎて急激に体重が減ると、生理周期が長くなったり生理が止まったりすることがあります。
こうなると、妊活をしている人にとっては一大事です。
そこで今回は、
・ダイエットが生理に与える影響について
・稀発月経、続発性無月経について
・ダイエットで生理がとまっても妊娠できるのか
・女性らしく健康的な生活を目指すために心がけること
について詳しく紹介します。
ダイエットをしたい、でも赤ちゃんがほしいという人は参考にしてください。
ダイエットが生理に与える影響
ダイエットによって急激に体重が減ると、生理周期に悪影響を与えます。
理由は、女性ホルモンを分泌する仕組みが正常に機能しなくなるためです。
まず、女性ホルモンが分泌されるメカニズムについて説明します。
1.脳にある視床下部は、血液中に含まれるホルモン量によって性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)を分泌する。
2.これを受けて、下垂体は性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)を分泌し、卵巣に指令を出す。
3.卵巣が女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌する
このようなホルモンの作用によって排卵が起こり、受精しなければ生理がきます。
ところが、急激に体重が減ると、体脂肪から分泌されるレプチンというホルモンの分泌が減ります。
レプチンには、食欲抑制や脂肪燃焼効果の他に、生殖機能をコントロールする役目もあります。
このレプチンが減ると、1の部分に障害が起こります。
これが、ダイエットによって生理が止まる理由です。
反対に、体重が増えすぎても排卵障害が起こり生理が止まります。
ダイエット後にリバウンドをしたことがある人もいると思いますが、BMI(ボディ・マス・インデックス)が27以上になると排卵障害が起こると言われています。
さらに、ダイエットによる精神的ストレスも、女性ホルモンのバランスを崩します。
生理はストレスのバロメーターと言われており、ストレスで生理が止まることも多いです。
無理なダイエットは、身体的にも精神的にもよくありません。
女性ホルモンの分泌不足が続くと、稀発月経や続発性無月経を引き起こします。
これらの病気については、次の見出しで詳しく紹介します。
稀発月経、続発性無月経とは?
稀発月経とは、生理周期が39日以上の状態を指します。
続発性無月経は、90日以上生理がこない状態のことをいいます。
ダイエットの他に、高プロラクチン血症やPCOS(多嚢胞性卵胞症候群)などの病気が原因の場合もあります。
稀発月経は、女性ホルモンが減少しているものの、排卵が正常に行われているケースもみられます。
排卵があれば妊娠できるので、稀発月経だからといって必ず治療が必要なわけではありません。
妊活中の人にとって特に問題となるのは、続発性無月経です。
診断は、
・問診(既往歴、体重の増減、精神的ストレスの有無、服用中の薬はあるかなど)
・基礎体温を測っている場合は基礎体温表のチェック
・経腟超音波検査(エコー)
・採血によるホルモン値の測定
などによって行われます。
ダイエットが原因なのか、他に病気は潜んでいないか確定することが重要です。
ダイエットから摂食障害を引き起こしている場合、婦人科のみで対応するのは難しくなります。
心療内科や精神科を受診し、摂食障害の治療も行います。
ダイエットで生理が止まっても妊娠できる?
ダイエットで生理が止まった時に気になるのが、妊娠できるかどうかです。
結論から言うと、適切な治療を受けて排卵が正常に行われれば妊娠できます。
治療の流れは、以下の通りです。
1.生活習慣を改善し、体重を戻す。
バランスの良い食事や適度な運動によって、体重を戻します。
目安は、標準体重の90%程度です。
体重が標準体重の70%未満である場合や急激な体重減少がある場合には、原則として生理を起こす治療は行いません。
理由は、貧血や低栄養状態の悪化を防ぐためです。
まずは、体重を戻すことが基本となります。
これだけで、自然に生理がくる人もいます。
2.カウンセリングで不安をとりのぞく。
好きなものが食べられない、がんばって運動をしなければいけないなど、ダイエットにストレスはつきものです。
他にも、仕事や友人関係など、日常生活にストレスの原因が隠れていることもあります。
問診でストレスの影響が大きいと判断された場合には、カウンセリングを行います。
特に摂食障害が原因で生理が止まっている場合には、専門家による長期的なサポートが必要です。
3.薬物療法で生理周期を回復させる。
薬物療法は、すぐに妊娠を希望するかどうかによって治療の内容が異なります。
●すぐに妊娠を希望している場合
排卵誘発剤を使って排卵を起こします。
排卵誘発剤には内服薬と注射があり、どのホルモンが減少しているのかによって使う薬が異なります。
また、初めに内服薬で治療したけれど効果がない場合に注射を使うこともあります。
ただし、体重が標準体重の80%未満で妊娠すると、母体にも赤ちゃんにも負担が大きくなるので注意が必要です。
栄養障害がないか確認しながら、慎重に治療を進めます。
●すぐの妊娠を希望していない場合
ホルモン補充療法を一定期間(3~6周期)行い、人為的に消退出血を起こします。
なお消退出血とは、エストロゲンとプロゲステロンが減少して子宮内膜がはがれて出血する現象を指します。
大まかに言うと生理も消退出血のひとつです。
しかし、一般的にはホルモン剤の内服などによって起こる出血のことを消退出血と呼び、生理と区別しています。
その後、生理が再開するかどうか経過観察を行います。
ホルモン補充療法には、内服薬、注射、貼付薬があり、一般的には内服薬が多く使われています。
4.骨量をチェックする。
妊娠できるかどうかに直接関係はありませんが、1年以上無月経が続きエストロゲンが減少すると、骨粗しょう症になるリスクがあります。
理由は、カルシウムの血中濃度を一定に保ったり、骨の新陳代謝を正常に保つ働きがエストロゲンにあるためです。
今後健康的な生活を送るためにも、生理に関する治療だけでなく骨量の測定も行い、必要に応じてホルモン補充療法を行います。
女性らしく健康的な生活を目指すために
ここまで、ダイエットと生理の関係についてお話ししました。
過度なダイエットをすると健康に悪影響があることが分かりましたが、女性にとって「キレイになりたい」という気持ちは自然なものです。
では、どうすれば「健康」と「キレイ」が両立できるのでしょうか?
ポイントは以下の点です。
・自分の適正体重を知る。
まず、自分の身長に対してどのくらいの体重がちょうど良いのか知りましょう。
様々な方法がありますが、よく知られているのがBMIです。
BMIは、体重(kg)÷身長(m)の2乗で計算できます。
この計算式で出た数値を、以下の基準に当てはめます。
18.5未満:低体重(やせ)
18.5以上25未満:普通体重
25以上:肥満
BMIが22前後だと標準体重で、最も病気になりにくいと言われています。*7
普通体重の数値を維持できるようにしましょう。
・バランスのとれた食事を心がける。
体は、食べたもので作られると言っても過言ではありません。
しかし、忙しいとなかなか食事にまで気を遣うことは難しいと思います。
毎日でなくても、仕事が休みの日には自炊する、外食のときでも意識して野菜を摂るなど、できることから始めましょう。
・基礎体温を測ってみる。
基礎体温で分かることは、排卵日や生理予定日だけではありません。
グラフにすることで、女性ホルモンが正常に分泌されているかが分かります。
さらに、低温期や高温期が分かれば、痩せやすい時期や便秘になりやすい時期も分かるので、美容や健康に役立てることができます。
・「健康的な体型とは何か?」を考える。
あなたにとって、「健康的な体型」とはどのようなものでしょうか?
人によって様々な価値観があると思いますが、女性らしさを維持するためにはある程度の脂肪が必要です。
体重が急激に減り女性ホルモンが正常に分泌されないと、肌のツヤやハリもなくなってしまいます。
また、前述のとおり、エストロゲンが減少すると骨粗しょう症になるリスクが高くなります。
BMIなどで客観的に評価しながら、理想の体型を目指しましょう。
【まとめ】
女性にとってスリムな体型は憧れですが、ダイエットは健康とのバランスを考えて行うことが大切です。
体重と女性ホルモン、生理は密接に関係しています。
生理が定期的にこない、不正出血があるなど、気になることがあったら早めに病院へ行きましょう。
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