子どもがなかなかできないけれど、まだご夫婦で病院に行ったことはないという方にぜひ知ってもらいたいのが、クラミジアや淋菌感染症などの性行為感染症です。
この病気は、インフルエンザや風邪の様に咳やくしゃみでうつるものではなく、主に性行為によって感染します。
症状もほぼなく静かに進行し、女性だけでなく男性の不妊症も引き起こす怖い感染症なのです。
この記事では、
- クラミジアとは
- 淋菌感染症とは
- それぞれの感染経路
- 不妊との関係
について、ひとつずつ詳しくお話ししてきたいと思います。
クラミジアってなに?
不妊症を引き起こすクラミジアとはどんな病気でしょうか?
クラミジアは、世界的にも最も頻度が高い性行為感染症です。
日本では平成30年のクラミジア感染報告数が約25,000件と、10年前より3,000件減少していますが、男女ともに20代の感染が増えています。
クラミジアの特徴は下記の5点です。
症状が出にくく、気づきにくい上に感染力が強い
クラミジアは、ほとんど症状がなく、知らないうちに感染している可能性が高い病気です。
現在のパートナーではなく、そのもっと前のパートナーからの感染ということも十分あります。
報告者数以上に感染者数はもっといることが考えられるので、性交経験のある人なら誰にでも可能性があります。
もしご自身やパートナー共に、性交経験・人数が多い場合や、性風俗の利用経験がある場合にはより可能性が高くなりますので、ご注意下さい。
生殖器の病気を引き起こす
クラミジアが引き起こす病気として、男性では尿道炎や精巣上体炎、女性では子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患が挙げられます。
聞きなれない病名ですが、どんな病気なんでしょうか?
尿道炎や子宮頸管炎はそれぞれ性器の入り口にあたる部分の炎症です。
この入り口部分の感染に気付かないままの状態が続くと、どんどん奥へと進行し不妊症の原因となる、精巣上体炎や骨盤内炎症性疾患を起こすことになります。
妊娠後にも影響が出る
妊娠した場合にも、問題が出てくる場合があります。
異所性妊娠(子宮外妊娠)や流産・早産の原因になるほか、未治療のまま経腟分娩になった場合には赤ちゃんに感染し、肺炎や結膜炎などの原因にもなります。
自分だけでなく、赤ちゃんに直接影響してしまうのはとても辛い状況です。
男女で症状が違う
クラミジアは症状がほとんど出ないのが特徴ですが、下記のような症状がみられることがあります。
・男性の場合
軽い尿道のかゆみ・不快感、サラッとした尿道分泌液(とろみのある場合もあり)、排尿時の軽い痛み
・女性の場合
おりものが増える、不正出血、下腹痛、性交痛、内診時の痛み
ご夫婦ともに感染している可能性が高い
性行為で感染しますので、ご夫婦どちらかが感染しているのがわかった場合、お二人とも感染している可能性が高くなります。
特に妊活中で、避妊具を使用していない場合には、感染の確率が高くなります。
そのため、必ずご夫婦とも検査をし、クラミジアが陽性の場合には一緒に治療を受けることが大切です。
淋菌感染症ってなに?
淋菌感染症は、クラミジアと並んで頻度の高い性行為感染症です。
日本では平成30年の淋菌感染報告数が約8,000件で、10年前に比べて約2000件減っています。
淋菌の特徴は下記の5点です。
症状が出にくく、気づきにくい上に感染力が強い
クラミジアよりも報告件数は少ないですが、淋菌感染症は1回の性行為で感染率30%と感染しやすい病気です。
クラミジアと同じく症状がほとんど出ないため、気づくのが遅れるケースが少なくありません。
生殖器の病気を引き起こす
クラミジアと同じく、男性では尿道炎や精巣上体炎、女性では子宮頸管炎をや骨盤内炎症性疾患が挙げられます。
また女性の場合、尿道炎を起こす場合があります。
妊娠後にも影響が出る
未治療のまま経腟分娩になった場合には赤ちゃんに感染し、結膜炎などの原因になります。
男女で症状が違う
症状がほとんど出ないのが特徴ですが、下記のような症状がみられる場合があります。
・男性の場合
排尿痛、多量の尿道分泌物(淡黄色や膿のような感じ)
・女性の場合
おりものが増える、不正出血
ご夫婦ともに感染している可能性が高い
クラミジアと同じく、性行為によって感染します。
必ずご夫婦とも検査を受け、淋菌感染症が陽性の場合には一緒に治療を受けましょう。
クラミジアと淋菌感染症の感染経路は?
クラミジアと淋菌感染症が性行為によって感染するのは、先述のとおりです。
さらに知って頂きたいのが、性器同士の接触以外でも、行為の方法によってはのどや肛門へ感染することもあるということです。
詳しく見ていきたいと思います。
オーラルセックスによる感染
性器と口が接触した場合、クラミジアや淋菌が感染する場合があります。
クラミジアがのどに感染すると、慢性の扁桃腺炎や咽頭炎になり、性器に感染した場合よりも治療期間が長期になります。
淋菌がのどに感染した場合は、特に症状がない場合が多いため感染に気付きにくくなります。
性器の淋菌感染症の治療が終わった後に、のどに感染した淋菌が再感染の原因になることもあります。
クラミジアや淋菌感染症と診断された方でオーラルセックスの経験がある場合には、のどへの感染の可能性があることを医師に告げて、検査を受けるようにしましょう。
アナルセックスによる感染
性器と肛門の接触でも、クラミジアや淋菌に感染する場合があります。
クラミジアや淋菌が直腸に感染すると、直腸炎を起こします。
直腸炎は、病原菌などによって直腸の粘膜が炎症を起こし、排便時の痛みや違和感、便の中に粘液や膿、血液が混ざる状態を言います。
クラミジアや淋菌感染症と診断された方でアナルセックスの経験がある場合には、直腸炎の可能性もありますので、検査を受けるようにしましょう。
精巣上体炎や骨盤内炎症性疾患と不妊の関係は?
クラミジアや淋菌感染症に感染することで、男性なら尿道炎、女性なら子宮頸管炎を起こします。
その後、気づかないまま感染が進行すると、精巣上体炎や骨盤内炎症性疾患を引き起こしますが、この病気が不妊の原因になってしまいます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
精巣上体炎
精巣上体炎は、陰嚢の中にある精巣上体というところが炎症を起こした状態です。
陰嚢の痛みや腫れ、発熱などの症状が出る場合があります。
陰茎の先からクラミジアや淋菌が侵入すると、尿道炎を起こしつつ尿道を通って陰嚢内に上っていき、精巣上体に感染します。
精巣上体は、精巣内で作られた精子が尿道に入る途中にあるため、ここに炎症が起きることで精子の活動性が低下し、不妊の原因になります。
骨盤内炎症性疾患
骨盤内炎症性疾患は、子宮頸管(子宮の下側)より上の生殖器に感染が広がった状態で、子宮内膜や卵管、卵巣などの炎症を引き起こします。
腹痛や発熱などの症状が出る場合があります。
クラミジアや淋菌感染症は感染すると子宮頸管炎を起こし、ほとんど症状のないまま子宮や卵管、その周囲へどんどん感染が広がり、骨盤内炎症性疾患へと進行します。
この炎症によって、卵管の閉鎖や卵管周囲の癒着を起こすため、卵管に卵子が取り込まれにくくなり、不妊の原因になります。
【まとめ】
クラミジアも淋菌感染症も、感染してもほぼ症状がないため、感染したことに気づきにくいのが怖いところです。
子どもがなかなかできないという方で、クラミジアや淋菌感染症を含む性行為感染症の検査を最近受けたことがない方は、ご夫婦で病院を受診しても良いかも知れません。進行する前にきちんとした治療をパートナーと一緒に受けることが大切です。
女性は産婦人科、男性は泌尿器科や性病科で検査を受けることができます。
また、不妊治療を受けられる産婦人科では、男性の検査も一緒に受け付けているところもありますので、ホームページなどで確認してみましょう。
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