女性の妊娠は排卵日に子作りをすれば100%妊娠するというわけではなく、確率があります。特に不妊で悩まれている方にとって1回の排卵日はとっても貴重なものです。
そして、生理予定日までは体調の変化で一喜一憂してしまい、精神状態も乱れてしまいがち。
もしいろいろな事の「確率」について少しでも知っていれば、不妊治療の計画が立てやすく、生理予定日まで精神状態が不安定になるのを少しでも楽にできるかもしれません。
この記事では、
- 年齢別妊娠の確率
- 治療別妊娠の確率
- 妊娠の確率が低くなっていく理由
について、ひとつずつ詳しくお話ししていきます。
年齢別妊娠の確率
まずは、年齢という観点から妊娠の確率についてお話します。女性は生理が来ていればいつまでも同じくらいの確率で妊娠が可能というわけではありません。一般的に妊娠しやすい年齢は35歳までとされています。厳密にいうと、32歳位から徐々に妊娠する確率が低下していき、37歳を過ぎるとガクッと下がっていくとされています。
また、妊娠の確率は女性にしか関係ないと思われるかもしれません。しかしながら、男性にも妊娠する確率の高くなるボーダーラインがあります。
男性も加齢によって精巣の機能が低下し、それにより精液量、精子正常形態率、精子運動率が減少します。それだけでなく精子DNAの損傷の割合も上昇することから、男性の年齢も妊娠の確率に影響するものとされています。
妊娠する確率の高くなる男性の年齢も女性と同じく35歳までとなります。とある研究では、25歳未満の男性を基準とした場合、35歳以上の男性が女性を妊娠に導ける割合は、25歳未満の1/2となるという結果が出ています。
また、ヨーロッパでの研究報告には母親の年齢が34歳以下で男性の年齢が39歳以下のカップルが一番流産のリスクが低くなるという結果もあり、女性だけでなく男性の年齢も妊娠や出産に大きく関係しているということが分かっています。
治療別妊娠する確率
不妊で悩む女性の中にはすでに妊娠するために生殖補助医療を受けているという方もいらっしゃるかもしれません。生殖補助医療を受ければ100%妊娠できるかというとまた、そういうわけではありません。ここでは、妊娠するために受ける治療として代表的なタイミング法、人工授精、体外受精の3つの妊娠する確率についてみていきます。
①タイミング法で妊娠する確率
タイミング法による月経周期あたりの妊娠率は治療を開始したばかりではおよそ5%程度であるとされています。タイミング療法を行えば行うほど妊娠率は上がっていくとされており、累積妊娠率を見てみると、タイミング法を始めて6ヶ月経過した段階での妊娠する確率はおよそ50%です。しかし、24ヶ月、すなわち2年間タイミング法をした場合ではおよそ60%とタイミング法を始めて6か月たった時の確率とあまり変わらないという結果があります。
そのため、タイミング法を継続しても妊娠しないという場合には早い段階で次の治療を検討したほうが良いとされるのはこの妊娠する確率も関係しています。
②人工授精で妊娠する確率
人工受精の場合は、人工授精の治療を行ってから妊娠に至る流れは自然妊娠とほとんど変わりません。そのため、1回の治療で妊娠する確率は10%未満の確率となります。しかし、治療を継続することで妊娠する確率は上昇し、4周期以上人工授精を行った場合の妊娠率は、40歳未満で約20%、40歳以上で10〜15%となります。
また、妊娠した方々の割合をさらに調べると88.0%が4周期以内に妊娠するという結果が出ています。さらに、80%以上の不妊で悩む女性が人工授精のみでは妊娠が難しいという結果も出ています。また、若年女性でも人工授精を5周期以上続けてもわずか3〜5%しか妊娠を期待できないとしており、5周期行っても妊娠しないという場合には妊娠する確率を上げるために次のステップに進むことが推奨されています。
③体外受精で妊娠する確率
体外受精においてはさまざまな移植の方法があり、さらに今現在の受精卵を使用するか、あらかじめ凍結させて移植するかなどいろいろな方法がとられます。
以下は、治療に対する年別の妊娠率のグラフです。
上記のグラフで最新データである2014年を見ると、新鮮胚を移植した体外受精で約20%、体外受精の際に凍結融解胚移植で約35%という数字がでています。さらに、二段階胚移植法をした場合の妊娠率は70%にまで上昇するというデータもあります。
すべての治療あたりの妊娠率をみてみると、32歳ぐらいまでの妊娠率はほとんど一定で、約20%となります。
しかし前述したように32歳より高齢になると妊娠率は1歳年を重ねると約1%ほど減少し、37歳からは1歳年を重ねるごとに約2%妊娠率は減少していきます。
さらに39歳では治療開始周期あたりの妊娠率は10.2%ですが、40歳では7.7%、44歳で1.3%となります。したがって、40歳を超えるとこれら治療を受けたとしても妊娠、出産に至るということはかなり厳しくなってしまうということが現状です。
妊娠の確率が低くなっていく理由
妊娠の確率が低くなっていってしまうその理由は、やはり加齢によるものがもっとも大きいようです。
①加齢が妊娠する確率の低下につながるといわれる理由
妊娠の確率と加齢が関係している理由の一つには、やはり卵子の状態があるようです。卵子の元となる卵母細胞の数は、まだお母さんのお腹の中に胎児としていた頃の妊娠20週の頃が一番多いのです。
そして出産時期になると200万個までに減少し、さらに思春期から生殖適齢期には30~50万個になります。37歳くらいまでになると一気に2万個にまで減っていきます。
また、卵子の数だけでなく、卵子の質も関係してきます。35歳頃から染色体に問題がある割合が上昇するとされ、妊娠が難しくなることが分かっています。
卵子の数および卵子の質を合わせて考えるとだいたい妊娠する確率の高い年齢は35歳までと位置づけられるのは、このような事情があります。
もちろん、妊娠する確率が加齢によって下がってしまうのは女性だけではなく、男性も同じです。
②日常生活の中にも妊娠する確率を低下させる要因が…
また、タバコや適量以上のアルコール(1L以上)やカフェイン(コーヒー2.5杯以上)の摂取も妊娠する確率を下げる要因になると考えられています。
タバコは吸っていなくても受動喫煙で同様の結果となってしまいます。
そのため、もしもご家族が目の前でタバコを吸っているという環境であれば妊娠する確率を下げないためにも、考え直すことが必要になるでしょう。
③妊娠の確率を低下させる女性器の疾患
さらに、妊娠する確率を低下させている大きな問題が女性器の疾患です。女性器の疾患については卵管によるもの、子宮によるものに分類されます。
卵管要因の場合にはクラミジアや淋菌感染症による骨盤内炎症性疾患が妊娠の確率を低下させます。
子宮要因については子宮筋腫や子宮内膜ポリープが妊娠の確率を低下させるとしており、これらの疾患を治療することによって妊娠する確率が高くなる場合もあります。
さらに、前述したように妊娠の確率を左右するのは女性だけではありません。男性によっても妊娠の確率は左右されます。例えば、男性の体調が悪ければ精子の質も低下し、受精に影響を及ぼします。
妊娠の確率を低下させる原因は女性、男性それぞれ半々であるとされているため、妊娠の確率を少しでも上げるためには男性側も自分の体に気を使っていくことが必要でしょう。
【まとめ】
妊娠する確率は年齢はもちろんのこと、他にも女性器の状態や男性の状態、治療の有無などさまざまな要因が組み合わさって決まります。
妊娠の確率というと、女性ありきのものと考えられてしまいますが、男性側の要因も密接にかかわっているということも念頭に置き、妊娠の確率を高めるために夫婦で力を合わせてみましょう。
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