妊娠を心待ちにしている方は検査薬や病院での診察を受け、早い段階で妊娠がわかることがあります。
しかし妊娠初期のうちは、まだ赤ちゃんの心拍が確認出来ないことがあります。
「赤ちゃんの心拍が中々確認できないけど、赤ちゃんは元気なのか…」
「赤ちゃんの心拍が確認できれば、もう流産の心配は無いのかな…」
妊娠した喜びと同時に、この様な不安も抱く方も多いでしょう。
そこで今回は、妊娠初期の方が気になる「心拍確認の時期」や「心拍確認後の流産の可能性」について詳しく解説していきます。
また、流産の原因や兆候についても合わせて見ていきましょう。
心拍確認できる時期と確認後の流産確率
心拍が確認できる時期
妊娠初期の段階で病院にかかると、赤ちゃんが入っている袋である胎嚢(たいのう)が確認されます。
しかし、それが妊娠5週などの早い段階であれば赤ちゃんの心拍は確認できません。
一般に赤ちゃんの心拍が確認出来るのは妊娠6週~9週頃と言われています。
心拍が中々確認出来ない時は?
多くの人が心拍確認出来る妊娠8週や9週になっても「心拍が確認出来ないのでまた1週間後に来て下さい」などと医師から告げられることがあります。
お母さんは「赤ちゃんは死んじゃったの?…」と不安になることでしょう。
しかし、赤ちゃんの心拍が確認出来ないから赤ちゃんが順調に成長していないとは言い切れません。
心拍確認が出来ない理由には次の様なものもあります。
・妊娠週数に誤差があり、調べる時期が早すぎる
妊娠初期は妊娠週数をエコーで判断する訳ではなく、前回の生理日の申告により診断されます。前回の生理日を1週間や10日勘違いして、医師に申告してしまった場合は、そもそもの妊娠週数が間違っています。
その為、平均週数で赤ちゃんの心拍が確認されない場合でも少し様子を見ることが多いのです。
・エコーや赤ちゃんの位置が悪く確認できていない
心拍確認においてはそれほど多くありませんが、個人の小さい産院で古いタイプのエコーを使っていて、赤ちゃんの位置が悪いと確認出来ない場合があります。
双子の場合、心拍が1つしか確認出来ないこともあります。
心拍確認できれば流産の確率は下がるのか
心拍が確認出来ると一安心と良く聞きますが、流産の確率が高いのは妊娠12週までです。例え6週に心拍が確認出来ても、その後流産しないとは限りません。
妊娠3ヶ月頃になると、ようやく医師から「母子手帳を貰ってきて下さい」と
言われることが多くなります。
これは、妊娠12週を超え流産の確率がグッと下がるからとも言えるでしょう。
心拍確認後の流産の原因について
流産は全体の8~15%の割合で起こります。
これは、100人の妊婦さんがいれば15人流産する可能性があるということなので、比較的高い比率です。妊娠12週までの早期流産と妊娠12週から22週までの後期流産に分けて、
流産の原因を見ていきましょう。
早期流産の原因
妊娠初期の早期流産のうち60%程は「赤ちゃんの染色体異常」によるものです。
これは、残念ながら受精した瞬間から流産してしまう運命であったということです。
妊娠に気づかずに運動をしてしまった、お酒を飲んでしまった、などの理由では
ありません。
この時期の流産の原因がお母さんにあることはほとんどないので、
自分を責めるのはやめましょう。
また、早期流産してしまったから、次も流産してしまうということはありません。
後期流産の原因
後期流産の原因となる要因は、妊娠前からある先天的な子宮の異常や感染症によるもの、激しい運動や外的なダメージによるものなどがあります。
しかし、妊娠中の生活習慣や早めの対処でリスクを減らすことも出来ますので、流産のリスクがあるとわかったら医師と良く相談して、今後の方針や治療を決めましょう。
子宮の異常によるもの
・子宮頸管無力症・子宮頸が短い
子宮頸管とは、お産の時に赤ちゃんの通り道となる子宮と膣を繋ぐ部分です。
普段は固く閉じられていますが、陣痛が近づくと赤ちゃんの頭で押されて開き短くなっていきます。
この子宮頸が何らかの原因により、妊娠中期で開いてしまうことが子宮頸管無力症です。
早産や流産のリスクが高くなるので、手術や入院しなくてはならない場合も考えられます。
また、子宮頸ガンや子宮高度異形成などで子宮の一部を切除している方も、流産リスクは高くなります。
症状や安静の度合いは人によって異なりますので、子宮頸管無力症や子宮頸が短いと診断されたら、どの様にリスクを防いでいけば良いのかが重要になります。
・子宮形態異常
子宮形態異常とは先天的な子宮の形や角度によって、早産や流産のリスクが高まるものです。
しかし、今までに流産歴が無かったり1回の流産では必ずしも手術は必要ありません。
流産を繰り返す場合で、その他に流産の原因が考えられない時は子宮の形を変える手術をする事があります。
・子宮筋腫
子宮筋腫とは子宮に出来る筋肉のこぶの事です。
ガンなどとは違って良性の腫瘍で、2~3割の女性が子宮筋腫を持っています。
生理の出血量が多すぎて貧血が酷かったり(過多月経)筋腫が大きくなりすぎた場合は手術が必要ですが、それ以外であれば緊急で手術をする必要はありません。
ただし、妊娠中はこの子宮筋腫が理由で子宮内膜への血液阻害や炎症性等が起こり、流産の原因となります。
子宮筋腫は妊娠検査のエコーですぐにわかりますが、小さいものなどだと医師が見落とす可能性も無いとは言い切れません。
子宮筋腫があると他の病院で診断されていたり、自分でわかっている場合は、その旨を医師に伝えるのが最適です。
絨毛膜羊膜炎
絨毛膜や羊膜は赤ちゃんを感染症などから守ってくれるバリアの役目を果たしています。
絨毛膜羊膜炎とは、そのバリアの中に菌が入ってしまい早産や流産のリスクを引き起こす病気です。
膣内から細菌が入ることが原因ですので、膣を石鹸などで洗いすぎない(自浄作用が無くなり細菌が増える)、妊娠中の性行為の際はコンドームを必ずつけるなどして、細菌感染を防ぎましょう。
絨毛膜羊膜炎にかかると以下の様な症状が出ることもあるので、自覚症状があればすぐに病院にかかって下さい。
・子宮が痛む
・38度以上の発熱
・おりものから嫌な臭いがする
過度なストレスや運動によるもの
病気や子宮の異常などの場合と違い、ストレスや運動が絶対に流産の原因になるとは断定できません。
ただし、眠れないほどの過度なストレスや力仕事などは勿論、赤ちゃんに悪い影響を与えます。
特に過去に流産してしまった経験のある女性は「また流産してしまうのではないか」という不安を持ちすぎると過剰なストレスがかかります。
家族やパートナー、医療機関などでカウンセリングを受け、精神的に安定した生活を送ることも流産のリスクを減らすには大切なのです。
心拍確認後の流産の種類
切迫流産
切迫流産とは流産と名はつきますが、まだ赤ちゃんは生きており妊娠が継続できる状態です。
流産しかかっている、無理をすると流産になってしまう、といった状況なので、自宅安静や入院して安静にしていれば自然と症状が収まる可能性もあります。
切迫流産にも程度がありますが、なるべく横になって安静を心がけましょう。
繋留流産
繋留流産とは出血などの自覚症状がないにも関わらず、お腹の中で赤ちゃんが死んでしまい留まっている状態のことです。
病院で急に伝えられるので、お母さんのショックも大きいでしょう。
少し待って自然排出されない場合は感染症防止や次の妊娠に備える意味でも早めに子宮内除去手術を受け子宮の中を綺麗にします。
進行流産
進行流産とは赤ちゃんと胎盤などの子宮内容物が子宮の外に排出される流産のことを指します。
進行流産には完全流産と不全流産があり、完全流産は自然に全てが排出された状態、不全流産は一部が排出された状態です。不全流産の場合は、きちんと子宮内容物が排出しきれず出血や痛みが続くことが多く、場合によっては子宮内除去手術を受けます。
流産の確率は目安
ストレスの無い生活を送りましょう
流産は全妊娠のうち8~15%の方に起こりうるものです。
12週を過ぎると流産の確率は下がると言われますが、この時期を過ぎたら絶対に安心ということでもありません。
特に、以前に流産を経験している人にとってはどの時期でも、流産に対しての不安があるかもしれません。
しかし、流産を怖れてストレスを抱えることの方が赤ちゃんにとっては良くありません。
健康な妊娠生活を送るために、いつも体調に気を配り睡眠や栄養をしっかりとってください。その上で出血や腹痛などいつもと違う症状に気づいたら、早めに病院にかかりましょう。
妊娠初期はお母さんにとって最も不安な時期かもしれませんが、体や心にストレスがかからない様にリラックスして過ごすことが大切ですよ。
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<出典・参照元>
日本医科大学第2産婦人科科学教室 産婦人科疾患妊娠の診断
彦根市立病院 知って得する病気の話 子宮筋腫のおはなし
産科医療保証制度 子宮内感染について
子育て応援ナビ 不育症について
日本産科婦人科学会 流産切迫流産
日本産婦人科医会 早期流産の処置
日本産婦人科医会 子宮頸菅長の意義